岸優太の視聴感想文

岸くんの研ぎ澄まされたカリスマを考察するブログ

ナイトドクター第3話感想

「無保険患者が抱える不公平な現実とは?」

月曜夜にナイトドクターを観るのが定着してきた。第3話のメインは北村匠海くん演じる桜庭先生でした。

実はお母さんが、あさひ海浜病院含む『柏桜会』の会長だった、サラブレッドの桜庭。でも心臓が弱い桜庭を心配し、そのお母さんがナイトドクターをやめさせようと病院に押しかけてくる。いわゆる過保護だ。

幼い頃に見た本郷先生の姿に憧れ、自分も患者を救いたいという強い気持ちを捨てられない桜庭。でも身体が弱く、救急医としての技術もない。そんな自分は、救急医になれない運命なんだと諦めかける。

桜庭よ…君にはそんなに強い信念があったのか。私はいたく感心したよ。いつも飄々とした感じだったのに、心の内は情熱に燃えてたんだな。(あれ、深澤センセ…?)

そんな桜庭が見たのは、無保険で治療費を払えないがゆえに受診せず、亡くなっていく患者。

そんな時にまた、生活が困窮し、手術を拒否する患者が運びこまれる。中学生の息子くんが付き添いで来るんだけど、その子の言う言葉がただ辛かった。

父親は、亡くなった奥さんとの思い出がつまった家を手放したくないから生活保護を受けない、手術を受けない、死んでもいいと言う。

それに対して息子くんは何も言えない。死んでもいいと思ってる人を生かすなんて「エゴ」なんじゃないかと。いやいやそんなこと、息子に言わすなよな…息子の気持ちも考えず、自分のことしか見えなくて「死んでもいい」と言う父親こそエゴだと、私は思う。

ここで本郷先生がかけた言葉が真理でしかなかった。

誰も君の人生の責任までは取ってくれない。それがどんなに優秀で素晴らしい親であろうとだ。だから君がどうしたいのかは、君自身で決めろ。

この言葉が、息子くんの背中を押した。

現実世界にも、息子くんみたいな境遇の子はたくさんいる気がする。その子たちには本郷先生みたいな大人が必要なのだと思う。

親ではなく、もっと外の視点から客観的に話をしてくれる大人。その子たち自身にとって最適な判断ができるように、導いてくれる大人が。

本郷先生の言葉に、背中を押された人がもうひとりいた。桜庭だ。

息子くんのお父さんが手術を受けることになり、人が少ない救急センターでポンコツ二人組の桜庭・深澤にピンチが訪れる。容体が急変した患者の対応にオロオロする二人。そこで桜庭が、震えながらも治療を成功させるのである。

ナイトドクター始まって以来、一番手汗冷や汗かいたシーンだった…でもやり切ったときの桜庭の表情が本当に、良かった。

…アレ?………ン??ちょっとごめん。

 

深澤センセ何しとん…????

 

いや、1話から俳優・岸優太としてはめちゃくちゃ活躍してんのよ。今回は桜庭メインだったから出番少なかったとしても、1話2話でかなり尺とってんのよ。

ただね、ドラマ始まって以来、深澤先生だけ医者としてまだなんもできてないのでは…?なんなら不審者から美月を救うことすらできてないから。「足がすくんで何もできんかったー!」とかポップに言うてますけども。それ、ポップに言えるようなことちゃうから。(私怒ってる?)

いやこれは、VS魂で岸くんお得意のCM2本またぎ的なヤツだと私は信じてるよ。深澤センセのカッコいいとこは、きっとドラマの後半に取っといてるんだよ、うん、きっとそう…

お願いだからそうだと言ってください、フジテレビ。

岸担の需要をわかってる演出には心から感謝してる。その証拠に、今日も深澤センセははちゃめちゃに可愛かったです。

あと、しばらく映らなかった後に急にアップで映る深澤センセの顔面が美しすぎる。骨格といい顔のパーツの配置といい。エ、ナニコレ???ていちいち驚くの、そろそろ慣れなよ自分。

ただやっぱあの、深澤センセは医者だから…岸くん、医者役として出てるからさ…医者として活躍する場面はほしいぞ。今後に期待。

ゴキブリを見つけた岸くん。来週も楽しみだ。