岸優太の視聴感想文

岸くんの研ぎ澄まされたカリスマを考察するブログ

ナイトドクター第5話感想

「明かされる成瀬が抱える過去の秘密!!」

やってまいりました、ナイトドクターの夜。

余談だけど、毎週私は夜10時に放送が終わった瞬間、TVerで2周目を視聴しながらこの感想をカタカタとまとめております。TVerというとこがミソ

だが第5話の今回は、テーマが重い。感想が難しかった。メインとなったのは、ナイトドクターチームの重鎮的存在である、成瀬先生(田中圭)。厳しく、圧倒的な技量を持っている成瀬だけど、過去に手術をした患者の家族から訴訟を起こされていることが明らかになるのが、今回です。

救急センターに運ばれてきた男の子に付き添うお母さんに「絶対助けますから!」と伝える深澤センセ。その様子を見て成瀬は「医療に絶対はない」と厳しい言葉を投げかけた。「絶対に助ける」それは訴訟を起こした患者のご家族に、成瀬が昔かけた言葉だ。

そう、確約できないことに絶対を約束するほど、無責任なことはない。それはプロとして、仕事として、鉄則なのである。

でもそれって、難しい。

私もお客さんに「確約できません」と言いながら、本当にそれでいいの?と自問する。たかが営業の私でもそうなんやから、生死がかかる患者や家族に「確約できない」なんて言うのは、どれほど良心の呵責があることか…

結局、何が正しいのだろう、とわからなくなる。

技術だけでなく、揺るがない芯がないと医者の仕事はできないんだと、改めて偉大さを実感する。

運ばれてきた男の子、ひなたくんの治療を続けるも、原因を特定できずナイトドクターチームは苦戦。少しずつ情報を集めていくうちに、付き添いのお母さんが実は本当の親でないことが判明した。

アパートの隣人で、両親に虐待されていたひなたくんを連れ出してきたという。その隣人は、犯罪者になってもいいから、とひなたくんを助けるために手術承諾書にサインをした。

親でないのにサインし、最終的に捕まった隣人は、間違っていたのか?

本当にこの世の中は、明確な正誤なんてない。大人になるごとに難しさばかり募るなあ、と思う。

ひなたくんの手術が終わると、成瀬は訴訟なんか会いに行く。

当時の成瀬が家族に説明したのは、ただ条件を羅列しただけの同意書。そうではなく、手術内容をわかりやすくまとめた資料を持って、成瀬は誠心誠意謝罪した。

まあこれで訴訟が取り下げられたのは、ドラマやからこそやけど…でも、患者が理解できるように治療内容を説明する"インフォームド・コンセント"は、大事だ。

医療業界に限らず、こういう文書や契約書は、双方がきちんと理解し納得し合意してこそ、意味があるんですよ。そうしないといつか絶対シワ寄せがくるから。前提条件を書いときゃいいもんじゃないんだよね。痛い!!耳が痛いよ!

また、ただのマジメな感想になってもた。

でも今回は、ナイトドクターチームの絆も垣間見えたのがよかった。青春だ。

そして屋上でビール飲むシーンがやはり良き!

ただの岸担得でしかないシーン。

ビール飲む岸くんがほんと良いのよ…

ピンクのパーカー似合う成人男性、そうそうおらんで?

ほんで最後に、深澤センセの「俺はチキンでもハムスターでもやく、救急員になりたいんだよ」が聞けて嬉しかったです今回。「俺はハムスターになりたいんだよ」と言い間違えちゃった岸くんをいつか見たい。

ついに深澤センセ、覚悟決めたのか!とニヤニヤしてたら、次回の展開が不穏な空気しか流れてないんやが。深澤センセがピンチに陥るの?!美月が危ない目に合うの?!!?しかもそんな予告で引っ張っといて、次回放送が2週間後の8月9日は、そりゃないよ。私の心臓がもたんのですが!!!

まあこれもきっと、深澤センセの成長に繋がる痛み…この先に深澤センセが医者として大成する未来があるはずなのだ。私は全力で見守るしかない。最後まで見届けるからね…!(もう、誰ーーーー)